今回は、浅すぎず深すぎない奥行36cmと48cmの使い勝手について考えてみましょう。
リビングに本棚に…、A4サイズ対応の36cm(内寸32cm)
A4サイズの書類・書籍を収納を優先したいときは、奥行36cmをおすすめします。
奥行36cmより引出の設置も可能となり、使い勝手やデザインのバリエーションが
広がります。
これまで、テレビ台には録画機器など家電製品のサイズから考えると奥行き45cm程度が必要でしたが、近年はテレビや録画機器が薄型化してきていますので、テレビボード付き壁面収納も無理なく奥行36cmでスリムにあつらえることができるようになりました。
リビングでは、掃除機や日用品の収納にこの36cmが重宝します。
キッチン・ダイニングで食器類の収納力と取り出しやすさを考えた時、
おすすめは奥行36cmです。
一般的な電子レンジを置くには、奥行きが少し足りません。
電子レンジ置き場の天板(棚板)のみ奥行を深くする、といったデザイン手法で無理に大型の収納棚にする必要がなくなります。
玄関収納でも活躍します。
内寸32cmであれば、一般的な紳士靴や箱入りの靴などが収まります。
奥行をかえることなく幅を60cm程度確保し、スライド式ハンガーを組み合わせれば
4着前後のコート掛けの機能をプラスできます。
ライティングデスクを併用すれば、コンパクトな学習空間、子供部屋が造れます。
オールマイティな48cm(内寸44cm)
雑多に物をしまいたい方、事前に何をしまうか悩んでいる方、
奥行48cmの収納棚がおすすめです。
かさばるものでもあれこれしまえ、引出も箱が浅すぎることなく、
ip20ユーザーの間ではファンの多い48cmです。
テレビ台と一体にしてリビングにパソコン作業や勉強などのコンパクトな
ワークスペースがほしい場合は奥行48cmの天板がおすすめ。
子供服・婦人服といった肩幅が小さめの洋服であれば、
クローゼットは一般的な奥行60cmよりも小さい奥行48cmで計画でき、
お部屋の圧迫感も軽減できます。
ウォークインクローゼットにも最適です。